交通事故一日目

 突然ですが、いえまあ、事故ってのは突然起きるものなので全然おかしくはないのですが、交通事故に遭いました。
 朝、原付での通勤途中、突然対抗車線から右折してきた軽自動車の鼻っ面に原付で突っ込み、体右半分をアスファルトに打ち付けることに。
 ぶつかる直前、「あーこれはぶつかる」と直感し、その上でなるべくダメージが少なくなるように力を抜いて流れに逆らわないようにすると、自然と横受身の形になりました。しかし経験不足は否めず、肘に擦過傷、肩と膝を打撲する結果になりました。運動不足だー。
 ムクリと起き上がってみると、車から降りてきた相手のおねーちゃんは「どうすればいいですか」を連呼してオロオロしまくっている。俺に聞いてどうするよそれ。先にパニックになられるとこっちはなんか逆に醒めてしまうじゃないかと半ば腹立たしく、職場に遅れる旨を連絡してから110をコールしました。

  • ポイント
    • 普通は加害者か、元気な方が電話するもんじゃね?
    • 携帯からも110はかけられる。便利。
    • いつか誰かから教えてもらったこと。事故った時は、職場・警察(&救急)・家族の順が社会人としてのマナー。

 事故から電話までが3分ほど、電話から18分ほどで警察が到着。その間、おねーちゃんの同僚たち(おねーちゃんは自分の職場の目の前で事故ったのだった)から色々としてもらう。肘の擦過傷にバンソーコーを貼ってもらったり、冷たいお茶持ってきてくれたり。警察が来て、現場検証、それから俺とおねーちゃんで分けて話を聞いて、後は三人で相談した上で明日、警察でもう一度話をすることに。警察は引き上げる。

  • ポイント
    • 警察は事故の様子を詳らかに調べる。しかし、どちらが悪かったのか、のようなことは絶対に口にしないし聞いてはいけない。
    • その場で全部終わりではない。また後で書類仕事が待っている。

 おねーちゃんの横には、おねーちゃんの上司と素早いことに保険会社の人間もいた。名刺をもらい、明日また警察前で、と言うことで別れる。保険の手続が間に合わないので、今は病院での治療費は手出しして後で請求書をくれと言うことになる。そこまでのタクシー代まで(必要なら)出してくれるらしい。
 病院は遠くなかったので、歩いて病院に行く。肩・肘・膝それぞれにつき2枚、合計6枚のレントゲンを撮る。とりあえずなんともなっていないようだ。擦過傷の方は普通に消毒してガーゼを貼ってもらう。で、事故の場合保険が利かないので、実費で払って領収証をもらう。15000円超ですか……。診断書はと聞くと、明日もう一度診察してその時最終的な診断で診断書を作りますと言われる。
 クスリをもらってからそのまま仕事に出る。上司や同僚に色々説明する。「それとそっくり同じ場所同じ原因の事故を知っている」と言われる。ちなみにそのそっくりさんは、バイクから投げ出される時にハンドルで股間を打って泌尿器科に長期間の入院を余儀なくされたとのこと。おお、恐ろしい……。くわばらくわばら。ちなみに午前中だけ休みの扱いにする。肘や膝がちょっと痛む程度なので、事務仕事に支障はない。自転車に乗って事務連絡に行ったりもする。痛みよりも蒸し暑さで気が遠くなりそうになる。きつー。
 帰宅後、保険のことを色々調べるが、自賠責保証以外に何に入っていたのか本気で思い出せなくて本気で困る。てか、契約書はどこだ?
 夕食時、家人に説明。今はどうもないだろうが、明日あたり本気で痛くなるだろうから覚悟しろと言われる。食後、おねーちゃんが上司と家族を連れて菓子折り持ってやってきた。いやいやどーもどーもと挨拶。こちらも別に当たり屋とかじゃないよとアピールする。
 保険屋から電話。明日、警察署で落ち合いましょうと言うことに。

  • ポイント
    • 保険は常に確認しよう。……俺だけか。
    • 怪我の痛みは後からじっくりくる。気を抜くな!
    • 菓子折り一つで印象が変わるなら安いもの。

 原付を買った店に連絡して、事故現場近くに置いてある原付を取りに行ってもらうことに。保険屋にも話はしてあるので、その辺も全部おねーちゃんから出るんじゃないかなーと思われる。
 落ち着いてきたので、今回の事故で駄目になった物(と言うか請求してもよかろう物)を列挙してみる。

  • 治療費
  • 原付(直せるかどうかは不明)
  • ヘルメット(頭は打ってないけど、普通変えるだろこれ)
  • 合羽(膝とか肘が擦れて穴が空いた)
  • Yシャツ(肘に穴&血まみれ)
  • ズボン(膝に穴が)

 特にYシャツとズボンはピザな俺のために特注品なので高いんだよな……。
 そんなところで、今日はクスリ飲んで湿布貼って寝るのでした。