予算の壁

あ、さて。
延滞督促の方式の見直しをはかるため、担当者とかからヒアリングをする。ふむふむ、現在はこんなもんか……って、一年以上の延滞は事実上の放置かよ! 何やってんだこのヴォ……げふんげふん、もうちょっと方針を見直されてはいかがでしょうか。
年間何枚の督促ハガキを出すのか、すぐには出なかったので(紙に印刷された情報しかないってのはどういうことだよ)、別方面、予算の方から攻めてみる。通信運搬費がいくらで、その内訳を知ればどのように使われているのかがわかると言う寸法だ。
で、予算担当に聞いてみた。すると。
「ないよ」
へ?
「もうハガキ出すような余裕はないよ。毎年どんどん予算自体は削られてる。でも、ファックスの回線利用料とかは安くなってないから、通信運搬費の中で固定費以外に使える部分は加速度的に減ってるんだ。去年度でも足りなくなって他から回したしね」
……マジですか?
「マジ。覚悟しな」
え、じゃあ、電話の方がむしろ安いんですかね。
「あ、そっちのが絶対いい。なんたって、電話料金(ファックスとは別回線)は親(生涯学習担当課)持ちだからね。電話だったらいくらかけてもこっちの懐は痛まないから」
そうですか! わっかりました、そっちをフル活用するような方針を提案しますね!
……そこ! 悪しきセクショナリズムとか言わないように!