善意への期待

だから中止か - 書店員の店売配達日記

患者さんのため、(中略)雑誌を備えているが、その雑誌が次々と無くなるそうだ。
棚を見せてもらうと成る程キレイに・・・無い。
それぞれ防衛のため雑誌にネームを入れたり、注意書きを付けたりしていたが効果はなかったらしい。

うちでも、小児科を中心とした病院に、団体貸出を強化しようって話をすすめている。
本来は、「入院患者さん相手の読み聞かせやお話会用途」みたいなことを想定してたんだが、病院側が「待合室に置く文庫」として扱っても法的な問題はない。それも含めての貸出の推進活動なのだが、ただし、貸し出した本が戻ってくれば、と言う前提がつく。
まあその。貸し出した本をなくして全部新品にして返してくれると言うなら、まだ慰められる話だが、何十冊もの絵本や児童書を装備する手間を考えると、それも手放しには喜べない。ブックカバー、高いんだよ?
なんにせよ、NHKが先日報じたように、図書館の資料に対する利用者のモラルは、最初からないことを前提に活動せねばならん訳で。せちがらいのう。
推進活動も、図書館が無駄な組織ではないことをアピールするためのデモンストレーションの要素がないとは言わないが、しかし俺個人の本心ではあまり推進されるのもどうかと思っている。みんな本を大切にしようよ!