ワークバッファ

場所をつなげることで構成された閉ざされた世界の中に、「人工無能」を複数置く。
人工無能はワークバッファを持ち、ワークバッファには、行動予定であるワークが追加されていく。人工無能はそれらワークに優先順位をつけ、現在何もワークを実行していなければ、高いものから選んで実行する。
実行が完了したワークはワークバッファから消去される(もしくは無効にされる。同じワークを追加されると困るし)。
人工無能は人間をシミュレートしているので、以下の永続的ワークを持つ。

  • 食事
  • 休息
  • 睡眠
  • トイレ
  • 風呂

これらのワークは永続ワーク(実行してもなくならない。が、優先度は下がる)で、優先度は可変である。

例:食事の優先度の修正
食欲:そもそもの食欲の強さ。固定値
空腹度:胃袋の中身の残量に反比例する。可変
時間帯:マイナスの値もとる。食事時間帯ならば+社会欲(造語)。それ以外の時間帯ならば−社会欲
周囲の人数:一人しかいないとき(=プライベート空間が形成されている時)、食べやすい。
人工無能は、現在行っているワークを優先的に実行する。その間は、優先度による比較は基本的に行われない。
食事ワークの場合、現在が食事できる状況ならば食事をし、そうでなければ食事ができる場所まで移動することになる。
食事と一言で言っても、様々な状況が考えられる。
・どこから食料を調達する?

  • 食堂で料理を買う
  • 売店で食料を買う
  • 売店で食料を盗む
  • 弁当を持参する(何か食料を持っているなら、この問題は解決済み)

・誰と食べる?

  • 一人で
  • 誰かと
  • みんなで

・どこで食べる?

  • 食堂で食べる
  • その他の場所で食べる。

その人工無能がどの選択肢を選ぶかは、他の欲に関係してくる。

  • 食料調達については、主に金銭欲が影響してくる。
  • 誰と食べるかについては、恋愛欲が強ければ誰かを選びやすく、交友欲が強ければみんなでを選びやすい
  • どこでについては食料調達と絡むが、場所の好みがあればそれに、特になければ食堂(食事をするための専用の場所)が選ばれやすい。

行動が決まれば、人工無能はそれを実行する。