例外なく

http://www.asahi.com/politics/update/0601/006.html

女性天皇、是非分かれる 皇室典範会議4人から意見聴取
2005年06月01日08時08分

 小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は31日、東京都内で6回目の会合を開き、4人の専門家から公開で意見を聞いた。現行の男系を維持するべきだとの意見と、女性天皇や、母方だけに天皇の血筋をひく「女系」天皇を認めるべきだとする立場とにわかれた。

 意見を述べたのは、大原康男国学院大教授(宗教行政論)、八木秀次高崎経済大助教授(憲法学)、高橋紘静岡福祉大教授(皇室研究)、横田耕一流通経済大教授(憲法学)。

 このうち、男系維持を主張したのは、大原、八木の両氏。大原氏は「男系主義で一貫してきたことが国民統合の権威の源泉」、八木氏は「125代例外なく男系で継承してきたものを現代人の判断で変えていいのか」と主張した。両氏とも、旧宮家の復活や養子を迎えることを提案した。

 そのうえで、大原氏は「女系を採用することで皇室の正統性が問われるなど、『天皇制廃止のチャンス』との考えも一部にある」と説明。伝統を変えて女系天皇を容認することが、天皇制廃止につながりかねないと指摘した。

 また、八木氏も、歴史的にみても男系を維持しながら天皇制を存続させるため、継体天皇光格天皇など、「一般人から見れば、ほぼ他人」(同氏)の遠縁から皇位継承が行われた例を挙げた。

 一方、高橋氏は、女性天皇について容認すべきだとする意見を表明。その理由について「象徴天皇にふさわしい皇位継承とは、国民に広く支持されるかどうかが基本」と述べた。継承順についてはわかりやすさから第1子優先がよいとした。

 横田氏も女性天皇を容認。一方で、「養子制度や皇族復帰といった無理をしたり、いわゆる伝統的なものを変更して女系天皇を認めるまでして天皇制度に固執する必要があるのかという疑問が提起される」とも述べた。

 有識者会議は8日に、別の4人の専門家から意見を聞いたうえで、具体的な議論に入る予定だ。

強調部俺。
……あんまり詳しくはないんだけどさあ。推古天皇とか持統天皇とかは一体どういう扱いなんだろう。これはあれですか。「日本は単一民族国家です」と堂々と言い切って新聞の広告にしちゃうのとおんなじ感覚でしょうか。
なんでもいいけど、誰が家を継ぐかなんてその家の中で決めればいいことなのに、外野が議論するのは何か違うと思う。