2003年52号

週刊少年チャンピオンなのです。周回遅れ! (゜ε゜)キニシナイ!

表紙と巻頭グラビア
アイドル路線から漫画誌らしいものに。Switch
バキ(板垣恵介
先週に引き続いて、サムワーン! そしてサムワン海王を挑発する勇次郎。危ない、サムワン! その挑発にのってつっかかっては駄目だ! しかしそこは仮にも海王の称号を持つ男。そこまでけなされては黙ってはいられない。側頭部を狙う鋭いハイキック! しかしそれが当たる瞬間、勇次郎が反撃、サムワンの顔を押さえてそのまま床に押し付ける。サムワン、後頭部を床にめり込ませてKO.
勇次郎「未熟ではある…… しかし 貴様はまちがってはいない」
勇次郎が誰かを認めるなど滅多にないことだ。
それはそうと、次号休載ですか。
曲芸家族(みさき速
なんと言えばいいのやら。人はその時その時できることをするしかないんだが。料理や洗濯ができると言うのは、立派な技能だろうし。主人公はそれほど悪い状況にいる訳ではない。サーカス団の全員が、それなりに(血がにじむような?)努力をして技能を得ているのだから、実は大差がないと言える。……まあ、ゆっくり何かを考える時間がないと言うのは、辛いことかも知れんが。
無敵看板娘佐渡川準
ラーメンはあまり好きではないが、ギョウザは好きだ。ところで、ラーメン屋で水餃子出すところって、ある?
憑鬼忍法帖雷悟(上山道郎
読み切り前編。少々対象年齢が低すぎる印象が。って、この作家、コロコロで描いてたのか。うーむ。
がんばれ酢めし疑獄!!(施川ユウキ
えーと血の抗争ですけど……図書券で解決しました
するな。
ついでに、のん子ちゃんの考える、国の役所のマークは果樹園のマークに虫がたかってるところだ、と言う斬新な解釈に一つツッコミを入れるとするならば、国の役所のマークは古い古い字体の「公」の字なんだと。まあいいけど。
アクメツ(脚本:田畑由秋・作画:余湖裕輝
鶴田議員の
鶴田「無駄な公共事業をやめるっ 必要な公共事業をやるっ そういうメリハリが村瀬政権にはないっ!」
って言葉はまさにツッコミどころ満載だなあと。公共事業にこだわっている時点で「一部の利権しか考えてません」と言うのがバレバレなんだが。公共事業は基本的に一つの業界にしか金がいかず、もしその業界がシブチンになればそこで死に金になってしまうんだが、わかってて言ってるんだろうなあ、やっぱ。
まあ、現実の政治についてとやかく言うほどの知識も理念もないんだけれども、単純な話、一部の人間だけがいい目を見るような構造はよくないのはわかる。
その国の政治が良い物か悪い物かを判断する万国の共通の物差しは、一つだけある。その国の国民が餓えたり生きていられず自殺したりしているかどうかだ。これが少ないほどいい政治であり、多いほど悪い政治である。この物差しは思想や宗教にこだわっていないので、それほど受け入れられない考えではないと思うんだが。最も、結果を評価するだけで「じゃあどうやったらよくなるのか?」の回答までは教えてくれない部分はあるんだが、それはそれこそ政治家が考えることだよなあ。
TWO突風!(原作:藤井良樹・作画:旭凛太郎
司罵咲コウ爾「怒撫鼠よりもっと美しい… ビューティー・プリティー・チャーミー・ホーミー!! 横須賀SEXY CATS 麝香猫 カモン!」
現れたのはボンデージ・ファッションの怖い女性の方々。そのリーダーは「風紀紊乱剛腕クレオパトラ鈴原楼緒麻(すずはら・ローマ)」さん。相変わらず日本人離れした名前の方々が出ますね。
この二人に挑戦する奴はいないかと言う挑発に、ヒーマが乗りかけるが梵葉の指示でハシームが止める。かわりにハシームと濱美が一緒に名乗り出る。
司会「この〔バトル・オブ・カップルズ〕は《OKINAWAチャンプルー・スタイル》で行います!! では皆さんどーぞ!!」
途端に、ギャラリーからあらゆる武器が投げ込まれる。それを拾おうとする二人、その隙をついて攻め込む怒撫鼠の二人、狡猾だ。
さらに狡猾なことに、鈴原がハシームを攻め、コウ爾が濱美を攻める。ハシームは女が殴れず、鈴原のヤクザキック(ピンヒール付)を腹に食らい倒れる。倒れたところを、容赦なく金的へのストンピング(ピンヒール付)。いたそう。
如月京也「やめてあげて! やめてあげて!! 男の…男の勲章がああああッ! もうツッパレなくなっちまうよォ〜
一方で濱美はコウ爾にマウント・ポジションを取られ、さらに唇を奪われる。が、それに対してヒーマが茶々を入れる。
ヒーマ「濱美! 何やってんだ! チャンスだぜ!!」
なんと、濱美は入ってきたコウ爾の舌を(少しだけど)噛み千切ってやったのだ。形勢逆転、だが折れた木製バットでとどめを入れようとする濱美を鈴原が蹴りで止める。この人、剛腕とか言いつつ蹴りしか使いません。
女同士に切り替わったところでお互いに攻めが入る……と思ったところで
壬生狼丈一郎「や・め・ろ・ッ!!!!!」
この晩はこれでお開き。
翌朝、場面は切り替わってコウヤは賊軍とともに横須賀喧嘩旅に出発。車は昭和45年製の骨董品(……)。
どのキャラクターもしっかり立ってて非常にいいですね。展開も飽きないし。
カオシックルーン山本賢治
支社長の部屋での師匠と魔界のカード使いによる、因縁話&世界設定の暴露会話戦闘はおいておいて、デス対デスの場面では、リョウガがハカナ、クランを体を張って守ろうとしている。その後姿に(優しかった(ように見えた)頃の)兄をダブらせるクランは、リョウガに兄の使った機界のモンスターカードを渡す。
なかなか燃える展開です。デス様が来週反撃してくれるような匂いもさせつつ次週へ引きました。でも、マニューバーはもっと他の使い方ができるよなー。
フェイスガード虜おおひなたごう
エレフセロス編終了。なんか意外と普通だったなあ。
DENCO(佐藤寛)
読み切り後編。いやまあ、実際2ストと4ストがどう違うのかよくわからんのですがな。
はぐヤン!とんじる(園田ともひろ
ブクロ「学生やからってなめんなよ 俺はブルマ―廃止反対派じゃーっ!」
うむ。いい奴だ。
虹色ラーメン馬場民雄
ラーメン勝負、決着。
  • 学生街勝負・麺炎王&百田昇
  • オフィス街勝負・麺華王&鳳麗
  • 繁華街勝負・100円ラーメン
  • 商店街勝負・麺聖王&麺機王
  • 住宅街勝負・朔夜&太陽
神宮寺グループが唯一負けたのはとんこつラーメン店の麺伶王&有馬のコンビだけ。
100円ラーメンの社長はおとなしく敗北を認めるが、しかしこの勝負のために神宮寺グループが麺王を集めたことを指摘する。この勝負が終わって麺王がいなくなったら、また味が落ちるのではないかと言っているのだが。
麺伶王「麺王の力を見くびってもらっては困る!!」
麺王たちの技術は、しっかり本来の店員に受け継がれたと言うのである。客引きパンダはいなくなっても、味は落ちない。これにはさすがの100円社長も本当に敗北を認めざるを得なかった。
その後、麺伶王だけが敗北した理由が語られる。100円ラーメン店にバイトとして入った仲谷内健悟が、朔夜の作ったしょう油ラーメンのレシピを繁華街向けに改良して作っていたからだった。
ま、ともかく。
有馬(姉)「純太郎ーっ!! 姉ちゃん啓介さんに久留米まで送ってもらうごとしたけん――」
有馬純太郎「姉ちゃん!?」
朔夜「麺伶王!?」
太陽「デコトラ!?
「拉麺一番星」「最大積載量夢一杯」「とんこつ一筋」「度胸一番」「御意見無用」「一麺一心」「一杯入魂」……ラーメンどんぶりを屋根に頂いたデコトラを麺伶王が運転し、その助手席には有馬姉が……。なんと言うか、麺伶王と言う人間の全てを表現しているような見開きでした……。
有馬「いやいや 獅子堂さんのごつよか男はなかなかおらんばい!! 姉ちゃん大金星たい!!」
いやもう本当に。麺王の中で一番カッコイイよ。人間力で彼にかなう麺王はいないって。蝶サイコー。惚れなおしますた。
次号予告
特に連載陣に変動なし。んー。安定期なのか?

まあ、なんと言っても麺伶王ですな! バキがいなくても彼が出ればなんとかなりますな! ……つっても、来週から出番ないだろうけど。麺王もこれで全員でそろったからなあ。次の展開は、多分、朔夜の続きかな。



※2005/04/22 Fri 11:07:57 に再編集されました。
※2004/11/01 Mon 11:38:29に再編集されました。